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使用法 | ワイヤー縫合糸は腹部創傷の縫合、腸の解剖、ヘルニアの治療、胸骨縫合などに用いられる。 |
作用 | ワイヤー縫合糸は組織に対して急性炎症を引き起こすとしても軽微である。非吸収性である。 |
禁忌 | ワイヤー縫合糸はステンレス鋼316Lの成分に対してアレルギーがある、または過敏な患者に対しては使用してはならない。 なお316Lの成分としてはクロミウム、ニッケル、銅、コバルトおよび鉄がある。 |
注意 | 創傷悪化のリスクは選択される縫合糸の材質や縫合部位により異なるので使用者は縫合糸を使用にあたって縫合糸にかかわる手術手順、技術について精通している必要がある。 バクテリア感染にかかわる異物の存在はバクテリア感染を増長させる可能性がある。 従い化膿したり汚れた傷についてはその封止、排液についての配慮に続いて適切な外科的処置がとられるべきである。 |
留意事項 | 縫合糸全般についてその取り扱いは十分注意し縫合糸に損傷がなきようにすること。 特に持針器、カンシなどによる押しつぶし、折り曲げ、損傷などを避ける必要がある。 縫合糸全般について十分な結節を確保するためには手術者の経験とその場の状況に合致した、適切な技術によるフラット結び、スクエア結びによる多重の結節が必要である。 |
副作用 | 本縫合糸の使用に起因しうる副作用としては 縫合箇所の開創、ステンレス鋼316Lの成分 即ちクロミウム、ニッケル、銅、コバルトおよび鉄に対してアレルギーがある、 または過敏な患者についてのアレルギー反応、 バクテリア感染、軽微な組織の 急性炎症、傷の痛み、浮腫および紅疹がある。 |