1 磁気による吸着―日本から送付された他社製15Gの針は磁石に対してわずかな吸着力を示すのみで、 食肉用金属探知機のSAFELINEには水平方向でしか検知されない。
つまりこの針は「非磁性」とされる一般の注射針と同じであり、「強磁性」とは言いがたい。 実際成分分析の結果、これは 304ステンレス鋼であることがわかった。
2 さらに実験のため、我々は他社製15Gの1/2インチ片を作成し(針が折れた部分をシミュレーションした)、 食肉用金属探知機のSafelineにて検知実験を行った。
その結果、垂直方向、即ちすべての針の検知度テストが行われる方向では検知されなかった。 ちなみに水平方向にこの試験片を置いて検知実験をしたところ、検知度8目盛りという微弱な反応が得られた。
一方当社のHD針は水平、垂直方向とも20目盛りという目盛りいっぱいの検知反応が得られた。
下記に試験結果をまとめた表を示す。
| Needle | 他社製15G 1/2” length | HD 16 1/2” length |
|---|---|---|
| Needle Position | Safelineで検知できたか? | |
| Horizontal | NO | Yes |
| Vertical | NO | Yes |
| 磁気感度強度 | ||
| Horizontal | 8目盛 | 20目盛以上 |
| Vertical | ≒0 | 20目盛以上 |
※SAFELINEは目盛が20まで。従いそれ以上の磁気強度があっても20となる。