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使用法 | ポリアミド縫合糸は心臓血管、眼科用、神経科用を含めた一般的軟組織の接合、結紮に用いられる。 |
作用 | ポリアミド縫合糸は組織に対して急性炎症を引き起こすとしても軽微である。 その結果徐々に体内の繊維状結合組織が埋没された縫合糸を鞘のように包み込んでゆく。 ポリアミド縫合糸は非吸収性であるが、体内にて徐々に加水分解しその結果最大1年毎に20%その抗張力が低下する可能性がある。 |
禁忌 | 生体内にて徐々に抗張力が減少するのでポリアミド縫合糸は眼球レンズの固定、人工血管の固定のような永続的な抗張力を必要とする部位には使用してはならない。 |
注意 | 再滅菌をしてはならない。 開封後未使用糸は廃棄すること(注:プレカット、針付について)。 縫合糸は一般的に泌尿器官、胆のう器官中の塩分に長期間触れると結石を生じる結果となる可能性がある。 創傷悪化のリスクは選択される縫合糸の材質や縫合部位により異なるので使用者は縫合糸を使用にあたって縫合糸にかかわる手術手順、技術について精通している必要がある。 バクテリア汚染にかかわる異物の存在はバクテリア感染を増長させる可能性がある。 従い化膿したり汚れた傷についてはその封止、排液についての留意に続いて適切な外科的処置がとられるべきである。 |
留意事項 | 縫合糸全般についてその取り扱いは十分注意し縫合糸に損傷がなきようにすること。 特に持針器、カンシなどによる押しつぶし、折り曲げ、損傷などを避ける必要がある。 縫合糸全般について十分な結節を確保するためには手術者の経験とその場の状況に合致した、適切な技術によるフラット結び、スクエア結びによる多重の結節が必要である。 特に単糸の場合には追加の結節を施すのが合理的である。 |
副作用 | 本縫合糸の使用に起因しうる副作用としては:縫合箇所の開創、経時的抗張力低下、泌尿器官、 胆のう器官中の塩分との長期間の接触による結石の生成、バクテリア感染、 軽微な急性炎症反応、傷の痛み、浮腫および紅疹がある。 |
注) | 1. この翻訳は参考であり、FDAによりオーソライズされたものではありません。 2. FDAのガイドラインは人体用の縫合糸を対象としております。 3. FDAのガイドラインは滅菌済みプレカット製品、針付き製品、リールまき製品を対象としており、 カセットは対象となっておりません。従い開封後の未使用縫合糸の廃棄指示はプレカットおよび針付きに適用され、カセットには適用されません。 |