テラセル(乳管狭窄予防棒)

使用手順

テラセルによる治療

A) 乳房炎がない場合

(触診、検温、CMTなどの目印テストが陰性の場合)

これの場合通常6日間、乳頭損傷程度が重い場合は9日間は乳頭を安静にしてください。この期間、治療中の乳頭の搾乳は禁止です。(搾乳、授乳してはいけないのは治療中の乳房(乳頭)です、他の健康な乳房は搾乳可能です。)3日毎にディスポ型ミルクカニューラにて乳汁を抜き取り、乳管には予防的に抗生物質を投与し、取扱説明書どおりに新しいテラセルを挿入してください。
テラセルによる治療 乳房炎がない場合

* 乳頭を清拭し、消毒する
* 乳汁をディスポ型ミルクカニューラにて抜き取る(治療中の乳頭を搾乳してはいけない)
* 予防的に抗生物質を投与
* 新しいテラセルを挿入
* 適切な包帯にてリードを固定する。

6日目または9日目にて搾乳テストを行い、乳流方向が正常、牛が搾乳を嫌忌しない、時間内に所定の乳量が得られる等結果が良好であれば治療完了、搾乳できます。搾乳テストで不可であれば内視鏡的処置にての剥離粘膜部の除去等の治療を施してください。

B) 乳房炎がある場合

(触診、検温、CMTなどの目印テストが陽性の場合)

この場合通常6日間、乳頭損傷程度が重い場合は9日間は乳頭を安静にしてください。この期間、治療中の乳頭の搾乳は禁止です(搾乳、授乳してはいけないのは治療中の乳房(乳頭)です、他の健康な乳房は搾乳可能です。)毎日ディスポ型ミルク カニューラにて乳汁を抜き取り、乳管には予防的に抗生物質を投与し、取扱説明書どおりに新しいテラセルを挿入してください。
テラセルによる治療 乳房炎がある場合

* 乳頭を清拭し、消毒する
* 乳汁をディスポ型ミルクカニューラにて抜き取る(治療中の乳頭を搾乳してはいけない)
* 予防的に抗生物質を投与
* 新しいテラセルを挿入
* 適切な包帯にてリードを固定する。

6日目または9日目にて搾乳テストを行い、乳流方向が正常、牛が搾乳を嫌忌しない、時間内に所定の乳量が得られる等結果が良好であれば治療完了、搾乳できます。搾乳テストで不可であれば内視鏡的処置にての剥離粘膜部の除去等の治療を施してください。

便利なOKキットがあります。

OKキットとは
OKキットは乳管損傷治療、狭窄防止に必要な材料を一括して揃えて提供するものです。治療方法は乳頭の外側に損傷がない場合、損傷がある場合および乳房炎を発症している場合といない場合とで異なります。そのいずれの場合にもOKキットにて対応できるようになっております。

キット構成
1) テラセル(滅菌済み)(TLS)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9本
2) ディスポ型ミルクカニューラ(滅菌済み)(TMC)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9本
3) TテープG(粘着性不織布テープ)(TGB-1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1巻
4) TテープH(自着性弾力テープ)(THB-2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1巻
5) アルコール綿(80%エタノール)(TAS)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20枚(袋)

テラセル及びファミリー製品

製品名 型番 包装単位 特徴、仕様
OKキット TOK 1箱 テラセル(9本)、ミルクカニューラ(9本)、ガーゼ包帯(1巻)、自着性弾力包帯(1巻)、アルコール綿(20枚)の構成です。治療に必要なものが揃っています。
テラセル TLS 24本/箱 乳管、乳洞内粘膜に優しい素材(ワックス)。
リードによって簡単確実な脱着が実現γ線滅菌済み ディスポ型 単回使用
ディスポ型ミルクカニューラ TMC 50本/箱 滅菌済みです。非留置式ですので排乳後は直ちに取り外して下さい。
単回使用
粘着性不織布テープ TGB-1 6巻/箱 通気性があります。低刺激性のアクリル系接着剤を使用しています。
長期の使用に最適です。外傷のない乳頭保護に有効です。50mmx10m
自着性弾力テープ THB-2 18巻/箱
皮膚、体毛,傷に付着しません。自着式ですから留め金、結び目などは不要です。高通気性ですので傷口の固定、保護などに最適です。
外傷のある乳頭の保護に有効です。50mmx4.5m
アルコール不織布 TAS-1
300枚/箱
不織布を80%のエタノールに浸してあります。
一枚ずつアルミ製のバッグに入っています。
乳頭間での共用は避けてください。8cmx4cm

※ 予告なく仕様を変更する場合があります

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