合成吸収糸(シンセソーブ&モノシンセ)カセットの有効期間と保管方法

先生方への依頼事項

1. ご使用になるまでアルミ製バッグは開封しないでください。
2. 開封後直ちにカセット本体上のラベルに開封日をご記入ください。記入する場所は下図に矢印で示すとおりです
3. 開封後は高温を避け、乾燥した場所に保管して ください。結露は避けてください。 保管の場合はこのアルミ製バックに収納することをお勧めします。
4. 使用後は添付の中栓をした後、緑色のキャップをしっかり閉めてください。
5. カセットに水、アルコール、その他液体が付着した場合には速やかにふき取り、乾燥してください。
6. アルコールにてのカセットおよび縫合糸の清拭は厳禁です。
有効期限

有効期限

1. アルミ製バック未開封製品:製造月から起算して3年間
2. アルミ製バックが開封された製品:開封日から起算して120日間
3. 未開封品の有効期限が120日を切っている場合には開封後も未開封時の有効期限が適用

開封日記入とアルミバッグの重要性

1.概要
一般に合成吸収糸は水分と反応し、加水分解をします。
シンセソーブ、モノシンセも例外ではなく、体液のみならず空気中の湿気にても加水分解は起こります。

2.アルミバッグに入っているときは
一般に合成吸収糸は水分と反応し、加水分解をします。
シンセソーブ、モノシンセも例外ではなく、体液のみならず空気中の湿気にても加水分解は起こります。
有効期限

3.開封すると
開封しても一見カセットは合成吸収糸を湿気から守っているようですが、湿気はこの厚いプラスチック板をもごくわずかずつではありますが透過してしまいます。
このわずかに透過した湿気により合成吸収糸は開封後加水分解を開始し、時間の経過と共にその強度は失われてしまいます。
開封後の有効期限は120日と設定されているのはそのためです。
有効期限

プレカット(切り糸)のシンセソーブ、モノシンセもございます。

注意書き

個装箱上の取り扱い上の注意ラベル

1.開封日を記入する旨明記されています。
2.開封後の有効期限についても同様に記載されております。
3.アルミバッグにも“お願い”ラベルが貼付されます。より詳細に開封日時の記入、保管方法、保証などについて記載されております。
お取り扱い上の注意書き お願いラベル

合成吸収糸の抗張力の経時変化について

一般に合成吸収糸は有効期限を過ぎると加速度的に強度を失います。
シンセソーブ、モノシンセも例外ではありません。
カタログには体液中での強度推移のグラフがありますが 開封後の強度推移も時間軸目盛りが異なるだけで同じ傾向にあります。s

これを極めて単純化したモデルをつかって説明しますと

1.強度は縫合糸の断面積に比例する。

経時変化について1

2.水分は縫合糸の表面から時間に比例して半径の内部方向に浸透する。

経時変化について2

3.水分が浸透した部分で加水分解が起こり強度が減少する。

糸の有効半径は時間に比例して減少するが強度は面積に比例するので時間の二乗で減少する。
f(強度)=F0(初期強度)−a(係数)T2(時間の二乗)

経時変化について3