サージボンド よくあるお問い合わせ
- Q.有効期限はあるのでしょうか。
-
- A.有効期限はございます。サージボンド本体及びアプリケータの有効期限は以下の通りです。
- ①サージボンド本体
- 商品個装箱及び製品のアルミラミネート袋に有効期限の表示があります。
※開封後は、水と同様にしゃぶしゃぶとした感じであれば使用可能です。少しでも粘りを感じたら使用不可となります。
- ②アプリケータ
- 滅菌品のため、製造から3年となっております。アプリケータの個装ブリスタ裏面に記載がございます。
商品個装箱には表示はありませんが、サージボンド本体より有効期限が長いものを同封しております。
※別売りのアプリケータについては、商品個装が透明のビニール袋のため、有効期限が外部から視認できるようになっております。
- Q.アプリケータの形状について教えてください。
- A.構造は注射器とよく似ています。プラスチックの針元にプラスチック針(先端は尖っておりません)が取り付けられています。ディスポ注射器に取り付けられる規格となっております。
※下記画像を参照。
- Q.アプリケータは添付されているのでしょうか。
- A.製品に9本添付されております。別売りにてアプリケータ9本入りという製品もございます。一回あたりの使用量が少ないため、サージボンド1本(2.5cc)で20回程度まかなえる可能性がございます。
- Q.サージボンドの接着力は、医療用アロンアルファと遜色ないですか。
- A.本品の主成分であるN-オクチルシアノアクリレートは手術創に対して有効な強度を持つ接着剤であるという報告がございます。
- Q.サージボンドを使用するメリットを教えてください。
- A.メリットとしては以下が挙げられます。
- 清潔に使用できる
- アプリケータにより的確な位置に適用できる
- アプリケータを交換することで多頭、複数回使用できる
- アプリケータにより、鉗子やピンセットを使用せず使用できる
- 硬化時間が短い
- 刺激臭が弱い
- 一回当たりの単価が安い
- Q.体内組織への適用できますか。
- A.本製品は"皮膚用"として登録しているため、体内組織(粘膜など)には使用することはできません。
- Q.体内に吸収されますか。
- A.体内には吸収されません。
サージボンド自体は時間の経過とともに強度は増していきますが、塗布した皮膚(角質層)の新陳代謝により皮膚とともに剥がれ落ちます。
- Q.アプリケータの代わりに注射器等を使用することはできますか。
- A.注射器で吸い上げて滴下、塗布することはできません。
多量に塗布すると性能が発揮できず、固化の遅れやひび割れの原因になります。
- Q.瞼付近に適用はできますか。
- A.瞼付近であっても通常の皮膚に適用する限り問題はありません。(瞼の粘膜には適用不可です。)しかしながら、本品が目に入ると重篤な問題(失明など)が起きますので、本品を瞼付近に適用する際は、目を覆うなどの保護を確実に実施していただく必要があります。
- Q.アレルギー
- A.サージボンドの成分であるN-ブチルシアノアクリレートは液体ではアレルギー物質ですが、固化した同成分はアレルギーを起こしません。皮膚に塗布してもすぐに固化するためアレルギー反応を起こすことは極めてまれと判断します。
N-ブチルシアノアクリレートが固化する過程で微量のホルムアルデヒドが発生します。ホルムアルデヒドはアレルギー物質のため、使用者がホルマリンに対するアレルギー体質であれば、皮膚炎や鼻炎、喘息などを起こす恐れがあります。患畜に対しては問題ありませんが、獣医師さんやスタッフがホルマリンアレルギーをお持ちの場合には換気を行うなどの対策が必要になります。
※取扱説明書には喚起するように記載しております。
- Q.一般的な手術用テープを接着するために使用可能でしょうか。
- A.一般的な手術用テープには接着剤が付いているため、本品を適用しても意味がなく、有効ではありません。
接着剤のついていないテープを固定するためであれば使用可能です。その際は、はがすことは行わず、皮膚の新陳代謝で剥がれ落ちるのをお待ちいただく形になります。
接合強度が必要な手術創の場合は滅菌済み不織布で手術創をカバーし、その上に本品を適応すると有効です。
- Q.フリースタイルリブレのような一般的な測定機器の装着に使用可能でしょうか。
- A.リブレなどには接着剤が既に付いているので本品を適用しても意味がなく、有効ではありません。
取り外すタイミングが決められているような機器に使用するのは適切ではなく、皮膚の新陳代謝で剥がれ落ちるのを待てるアプリケーションに適用します。
※強制的に剥がすにはアセトン(マニキュアの除光液など)を使用します。
- Q.クイックストップのような止血剤へ上塗りで使用することは可能でしょうか。
- A.臨床情報がないため、何とも言えません。申し訳ございません。
一般的に粉が皮膚上に付着した状態では正しく作用しません。
クイックストップで止血後、傷及びその周辺皮膚を清拭し、皮膚表面に残留成分がなければ使用可能だと思われます。除爪の止血は本品でできますので、部位と出血程度をみて本品の適用をご検討いただければと思います。
- Q.傷口への刺激性(しみる、しみない)はありますか。
- A.しみません。指のささくれやひび割れに使用しましたが、しみませんでした。
本品は発熱や刺激が起こりにくいように分子鎖を短くしています。
- Q.アプリケータの装着は手術直前にするべきでしょうか。
- A.キャップを取ってアプリケータの状態での保管はおすすめできません。アプリケータがノズルに固定される恐れがあります。
必ず術前にキャップを外し、新しいアプリケータを装着してください。