ビューナー針(牡牛 膣脱整復固定用縫合針)

*ステンレススチール製

処置手順

1. 脱している膣を正規の位置に戻す(整復する)。

2. 外陰部の一方の下方から上方に向けてビューナー針を刺し、上部に針先端を出す。

3. 上部に出ている針先端部にある針穴にテープ(縫合糸)を通す。通したテープは針を中心に両側とも十分長い必要がある。

4. ビューナー針のハンドル部を持ち、先端にテープを通したまま、下方に引き抜く。するとテープの一端は上部に位置したまま、他端は針と共に下方に引き出される。

5. ビューナー針からテープを取り外す。

6. 今度は外陰部の他方の下方から上方に向けてビューナー針を刺し、上部に針先端を出す。

7. 上部に出ている針先端部にある針穴に4にて上方に残っているテープを通す。

8. ビューナー針のハンドル部を持ち、下方に引き抜く。

9. その結果テープの両端は外陰部の両端に位置する。

10. テープの両端を結び、整復した膣が再度脱膣することを防ぐ。この場合、ある程度ゆとりを持たせる。



有限会社 シエパード中央家畜診療所殿のご厚意による